日韓共に活躍しているガールズグループ「NewJeans」。そのメンバーの一人であるハニが単独で国会へ出席し、大きな話題となりました。そこで今回は、なぜハニが単独で国会へ出席することになったのか?その理由や、国会で証言したトラブルを時系列でまとめました。
ハニ(NewJeans)が単独で国会へ!
ハニが単独で国会へ出席することになったきっかけは、YouTubeでの配信でした。ハニがメンバーと行った緊急ゲリラYouTube配信を行った際、親会社であるHYBEに対しての抗議を行ったのです。また、NewJeansをめぐっては、事務所内の対立も報じられています。その動画ではメンバー5人の主張が明かされ、ハニが代表して国会に出席することになりました。その後、コミュニケーションアプリでハニは国会に一人で出席すると報告。当時、「まだ、マネージャーや会社は知らない。心配しなくてもいい。自分とメンバーたちのために行く」と固い決意が表されたコメントを残しています。
ハニ(NewJeans)が単独で国会に出席した理由は?
2024年10月15日に行われた国政監査に参考人としてハニが単独で出席。一体どんな理由があったのか詳しく紹介していきます。
他グループのマネージャーによる「無視指示」
ハニの口から語られたのは複数人からの「無視」でした。ILLITというグループのマネージャーがメンバーにハニを「無視しろ」と指示をしていたと証言。その後、Adorの新代表であるキム・ジュヨン氏に改善を求め、防犯カメラを確認してくれと頼んだそうなのですが、それに対し「確認したが、8秒間しか残っていなかった。証拠がないから我慢しろ」と言われたといいます。そこからハニはキム・ジュヨン氏に不信感を募らせたそうです。しかも、一度や二度ではなく複数回に渡って無視されることがあったことも明かしており、ハニは「なぜこのような目にあわなければならないのか理解できない」と心情を吐露していました。
幹部からの無視
さらに衝撃的だったのが、他グループからの無視だけではなく、HYBEの幹部であるパン議長からも無視されていたというのです。ハニはパン議長に挨拶をしたにも関わらず一度も返してもらえなかったと述べています。「会社が私たちを嫌っていると確信した」という言葉から、深い失望感が伝わってきますね。このように、ハニは度重なる無視の連続に我慢できず国会に出席することを決めたのでした。
ハニ(NewJeans)トラブルを時系列でまとめ
このようなことが起こったのは親会社であるHYBEとNewJeansが所属するAdorの対立でした。そこから、NewJeansも巻き込まれることになり、無視されるようになったと言われています。ここではそのトラブルを時系列でまとめました。
ハニ(NewJeans)トラブルの時系列
- 2024年5月27日:CCTVにNewJeansに挨拶するILLITの姿が映っていた
- 2024年5月28日:状況的に、ハニが挨拶事件が起きたと主張した日
- 2024年6月13日:NewJeansメンバーたちの両親が問題を提起
- 2024年6月19日:ADOR幹部、NewJeans両親、BELIFT LABの対面会議
- 2024年8月14日:ミン・日ジン代表取締役から再度問題提起
- 2024年8月27日:ミン・ヒジンの解任と新代表キム・ジュヨンの選任が決定
- 2024年9月11日:NewJeansがライブ配信を行い、ハニが挨拶事件に触れる
ハニ(NewJeans)国会証言の結果は?
上記のようなトラブルがあり、ハニが国会に出席し、涙ながらに事実を明かしたのでした。そこから2か月後の2024年11月20日、韓国雇用労働部は「勤労基準法上の労働者と見なすのは難しい」とし、職場でのいじめには当たらないとの結論を出したのです。不当な扱いを受けたことで勇気をもって国会で証言したハニの訴えは虚しくも受け入れられることはありませんでした。
最後に
今回は、NewJeansのハニが度重なる無視を受け、単独で国会へ出席、証言したことへの理由やトラブルの時系列をまとめました。事務所内のトラブルで関係のない彼女たちが巻き込まれ、大きな問題となりましたが、ハニの訴えも虚しく、なかったことにされてしまいました。韓国では事務所内の闇が問題となり、実際に自ら命を絶った芸能人も多くいます。今回のことも重く受け止め、彼女たちの心に傷が残らないようにしてほしいですね。