待ちに待ったワールドベースボールクラシック2023がいよいよ始まります!開幕まで分刻みでをカウントしている方も多いと思いますが、数か月前の侍ジャパンのインタビューからいくつかの変化がありましたね。
当初、大谷投手、ダルビッシュ投手、そしてヌートバーをはじめ、メジャーリーグから5名選出されていましたが、ここになって大物が出場辞退を表明して大パニックが行っている状況です。一体、どのような体制で侍ジャパンが試合に臨むのか?栗山監督の手腕が試されるところです。
今回6年ぶりとなる野球最高峰の世界大会。ここで大会情報、侍ジャパンWBCオッズ、優勝オッズ、最新のニュースなどを振り返ってみましょう。
WBC2023:大会情報
最初に、2023 World Baseball Classicの基本情報からご紹介します。
大会日程
WBC2023は3月8日に開幕します。20か国が参加するトーナメント制でPool AからPool Dまでの4枠に分かれており、日本はPool B(東京プール)に入っています。同枠には韓国、中国、オーストラリア、チェコ共和国がいて、東京での開催スタジアムは「東京ドーム」となります。WBCはプール内の総当たり戦で順位を決定していきますが、上位2チームが準々決勝に進むことが出来ます。
下記は、我ら侍ジャパンの試合日程です。
- 3月9日:中国ー日本
- 3月10日:韓国ー日本
- 3月11日:チェコ共和国ー日本
- 3月12日:日本ーオーストラリア
ご覧のように、開幕日の翌日にすぐに中国と初戦を迎えることになります。そして、4日連続で試合をこなしていくスケジュールとなっています。
日本が1次ラウンドで1位通過した場合、3月16日にPool Aの2位チームと対戦、そして1次ラウンド2位で通貨した場合は、3月16日にPool Aの1位チームと対戦します。ここで準決勝行きが確定します。
そして、準決勝では戦いの舞台が米国マイアミのローンデポ・パークに移ります。日程は3月19日。そして、ここで勝ち残ると3月21日の決勝戦に進むことになります。次でお話しますが、気になる侍ジャパンWBCオッズはアウトライトベッティングで3位。優勝候補で最も有力なのはドミニカ共和国、2番目が米国となっています。
2023WBC侍ジャパンの選抜メンバー
1月26日に2023WBCの選抜メンバーが発表されましたね。メジャーリーグから5名、そして国内プロ野球から25名の合計30名の選手が選ばれ、栗山監督率いる侍ジャパンの面々が明らかになりました。主な選手を挙げてみます。
<投手>
- ダルビッシュ有:サンディエゴ・パドレス
- 大谷翔平:ロサンゼルス・エンゼルス
- 戸郷翔征:読売ジャイアンツ
- 松井裕樹:東北楽天ゴールデンイーグルス
- 山本由伸:オリックス・バファローズ など合計15名
<捕手>
- 甲斐拓也:福岡ソフトバンクホークス
- 大城卓三:読売ジャイアンツ
- 中村悠平:東京ヤクルトスワローズ
<内野手>
- 村上崇隆:東京ヤクルトスワローズ
- 山田哲人:東京ヤクルトスワローズ
- 源田壮亮:埼玉西武ライオンズ
- 牧秀悟:横浜DeNAベイスターズ
- 中野拓夢:阪神タイガース など合計7名
<外野手>
- ラーズ・ヌートバー:セントルイス・カージナルス
- 近藤健介:福岡ソフトバンクホークス
- 周東佑京:福岡ソフトバンクホークス
- 吉田正尚:ボストン・レッドソックス
この強力メンバーリストを見ても、侍ジャパンWBCオッズで優勝候補トップ3に入ることが容易に想像できますよね。日本はワールドベースボールクラシックの初回と2回目大会で連続優勝していますので、今回の大会で王座奪還に臨む!というストーリーになるかと思います。
国内で話題を総ざらいしている大谷選手は、米国で和製のベーブルースとも呼ばれる実力派。二刀流の最高峰を極めただけではなく、打っても良しというお墨付きです。失速することなく高い回転数を維持するストレート、そして154キロもの剛速球アウトローを思うのままに操る職人技には圧巻でしょう。
また、2009年のワールドベースボールクラシックに唯一参加したパドレスのダルビッシュ選手にも期待がかかります。この時、最後に勝利を収めたのがダルビッシュ選手なので、縁起を担ぐ意味でも重要な選手です。36歳のベテラン選手となりますが、WBCでは今のところ負けた経験がないため、チームを牽引するパワーと勢いを持っていると言えるでしょう。肘と肩の痛みを払拭しての出場になりますが、プロの底力と歴史的な活躍が楽しみです。
その他、幼いころから侍ジャパンの一員として活躍することを夢見ていたヌートバー選手、ドカベン並みのダイナミックさと国内プロ野球での功績が光る村上選手の活躍も期待されています。
Pool Bでは韓国、中国と対戦することになりますが、アジア野球の特徴や傾向を知り尽くした選手が揃いに揃ったことは間違いありません。そこにメジャーリーグの器をプラスすれば、優勝候補上位としての侍ジャパンWBCオッズにも納得が行きそうです。
優勝オッズ、侍ジャパンオッズ
WBC2023の本番前には、カーネクスト侍ジャパンシリーズが宮崎や名古屋で開催されましたが、このイベントがさらにワールドベースボールクラシックの盛り上がりに火を注いでいるようにも見えます。まさに、日本中の話題がWBCに集中していますが、優勝オッズの方はどのようになっているのでしょうか?
前述でもちらっとお伝えしましたが、2023ワールドベースボールクラシックの優勝オッズは以下の通りです。
- ドミニカ共和国:2.95倍
- 米国:3.45倍
- 日本:3.60倍
- プエルトリコ:11.20倍
- ベネズエラ:11.20倍
ご覧のように、日本は優勝オッズで3番目に位置しているので、Pool Bでのトップ通過はかなり濃厚だということがわかります。
優勝オッズトップのドミニカ共和国にはメジャーリーグを中心に、世界で活躍する注目選手がズラリと勢ぞろいしています。例えば、サイ・ヤング賞を獲得したマイアミ・マーリンズのサンディ・アルカンダラ選手はドミニカ代表チームの顔となる選手です。前シーズンは14勝9敗防御率2.28を記録。さらに、163キロという超剛速球をマークし、6完投1完封を達成しています。また、史上初の継投ノーヒットノーランを達成したヒューストン・アストロズのクリスチャン・ハビエルもいます。三振を山を築くグレゴリー・ソトにも注目しましょう。
優勝オッズ2位の米国も目が離せません。ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウトは大谷選手と肩を並べる同僚プレイヤー。今年の米国代表チームはドリームチームとも呼ばれており、コロラド・ロッキーズのクリス・ブライアント、ニューヨーク・ヤンキーズのアーロン・ジャッジ、フィラデルフィア・フィリーズのブライス・ハーパーなど、まさに豪華絢爛です。
いよいよWBCの開幕日が迫っていますが、侍ジャパンWBCオッズを含む優勝オッズはほぼ変化しないことが予想されます。しかしながら、我らが侍ジャパンにはいくつかの変化や話題となるニュースがありました。最新ニュースを含め、今年のワールドベースボールクラシック関連ニュースを下記でご紹介します。
WBC2023:最新ニュース
カブス鈴木誠也、無念の辞退
直近のニュースで最も衝撃だったのは、カブスの鈴木誠也選手が出場を辞退したことでしょう。ニュース一面を飾った「カブス誠也 無念の辞退」の文字は日本に衝撃を与えました。鈴木誠也選手は左脇腹に違和感を覚え、痛みが増していったことを明かしています。いなせな鈴木選手は「ヌートバーをよろしく!」と語っているということです。
本人によれば、くしゃみができない程の痛みがあるということです。脇腹は治療しにくい場所だと言われており、WBC出場を無理に果たしてシーズンに影響が出ることを懸念しての決断だと見られます。
今のところ、鈴木誠也選手に代わる選手として阪神の近本光司、広島の西川龍馬選手の名前が挙がっていますので、今後の発表に注目しましょう。
エンゼルス大谷翔平、WBCで制約?
今や日本のヒーローという枠を超えて、世界のヒーローになった大谷翔平選手。投げても良し、打っても良しの崇高なプレーを続けているだけに、FA市場における立ち位置にも影響を与えているようです。つまり、大谷投手の価値が高騰していることが影響し、今回のワールドベースボールクラシックでのパフォーマンスに制約がかかっている?ということなのです。
今期のW移籍市場は波乱含みで、大谷投手の価値は800億円を超える可能性がある!とも伝えられています。そのため、WBCでのパフォーマンスもシビアに制約されることが囁かれています。
栗山監督、宮崎での強化合宿で「勝ちきれる」
2月27日、侍ジャパン宮崎での強化合宿が終了しました。栗山監督は各選手の仕上がりを見て「勝ちきれる」と話しています。選手の分析に優れ、コミュニケーション能力の秀才とも呼ばれる栗山監督。私たち侍ジャパンファンにとっても心強いメッセージですね。
まとめ
気になる侍ジャパンWBCオッズはアウトライトで3.60倍。ドミニカ共和国、米国に続き3番目に優勝が有力視されています。2023ワールドベースボールクラシックは国内外の精鋭選手が揃った「史上最強のメンバー」との呼び声も高いです。栗山監督は試合展開における危機管理能力に長けているとも言われているリスクマネジメントの天才。野球に欠かせない、攻撃力、守備力、団結力に加えて、危機的な状況を以下に乗り越えていくか?ここにも世間の注目が集まっています。
日本ハムファイターズ時代に磨かれた野球哲学を切磋琢磨に使いながら、3度目の優勝を狙う今回のWBCは未曽有の盛り上がりを見せることは間違いありません!
純粋に侍ジャパンの試合を観戦する方も、ライブでスポーツベッティングを楽しむ方も、30名の侍の活躍を心から応援しましょう。開幕は3月8日です。日本代表チームはPool B、初戦は対中国です。GO侍ジャパン!