歌舞伎役者、俳優として舞台のみならずテレビドラマやバラエティ番組などにも多数出演をしている市川猿之助さん。
2023年5月に、両親と共に自宅で倒れている所を発見されて連日話題となりました。
そんな市川猿之助さんは、その高い演技力と表現力から出演したドラマの中でも重要な役柄を演じることも多く、いわゆる"当たり役"や"ハマり役"と言われる様な役がいくつもあります。
そこで今回は、そんな市川猿之助さんのハマり役を厳選していくつかご紹介します。
市川猿之助とは?
もはや説明も要らないほどの有名人かと思いますが、市川猿之助さんについて簡単にご紹介します。
1975年、歌舞伎役者の四代目市川段四郎さんの長男として東京で生まれました。俳優の香川照之さん(市川中車)は従兄にあたります。
5歳で初舞台へ上がり、歌舞伎役者としてのキャリアをスタートさせました。
2007年に放送されたNHK大河ドラマ「風林火山」にて、武田信玄役でテレビドラマ初出演を果たしており、このドラマ出演をきっかけに、数多くのドラマや映画へ出演するようになります。
最近話題となったドラマだと「半沢直樹」や「鎌倉殿の13人」へも重要な役柄として出演していました。
市川猿之助のハマり役5選
様々な作品に出演している市川猿之助さんですが、ハマり役だったと言われる役柄がいくつもあります。
その中でも特に話題となったハマり役を5つご紹介します。
風林火山「武田信玄」
市川猿之助さんのテレビドラマデビュー作となった作品が「風林火山」でした。デビュー作が大河ドラマとは凄いですね。
出家して信晴から信玄になるシーンでは、市川猿之助さんは実際に頭を丸めて撮影に臨むほど役作りにも熱が入っています。
また、上杉謙信との川中島の戦いは本来2話で完結する予定のところ、好評だったため1話追加して放送したという話しもあります。
龍馬伝「今井信郎」
福山雅治さん主演のNHK大河ドラマ「龍馬伝」で、龍馬を暗殺する京都見廻組の今井信郎を演じており、こちらも当たり役だと言われています。
龍馬暗殺前後の緊迫した鬼気迫る空気感を見事に演じ切っており、このドラマを手がけた鈴木プロデューサーも「滅んでいく武士の悲しみと品格を見事に体現してくださいました。」と大絶賛しています。
JIN-仁-「中岡慎太郎」
キャストが発表された際にひときわ注目されたのが市川猿之助さん演じる中岡慎太郎でした。
上記の龍馬伝で、坂本龍馬と共に暗殺されてしまった中岡慎太郎役を市川猿之助さんが演じる事となり、「暗殺する側」から「暗殺される側」になってしまうという皮肉な組み合わせが話題となりました。
ちなみに市川猿之助さんは歌舞伎座で「龍馬がゆく」にも出演しており、そちらでは龍馬の妻「おりょう」を演じています。
ここまで坂本龍馬を囲む役どころを演じた人はそうそう居ないでしょう。
半沢直樹「伊佐山泰二」
大ヒットドラマの半沢直樹でも、半沢の敵役「伊佐山部長」として出演していました。
1話から顔芸とオーバーな演技で存在感を放ち、2話では「詫びろ!詫びろ、詫びろ〜」と半沢直樹へ迫るシーンは迫力が凄くネット上でも話題となりました。
まさに歌舞伎役者でもある市川猿之助さんだからこその演技ではないでしょうか。
鎌倉殿の13人「文覚」
2021年7月、鎌倉殿の13人 キャストが発表され、市川猿之助さんが11年ぶりに大河ドラマへ出演する事が発表されました。
大泉洋さん演じる源頼朝へ、平家打倒を怪しく迫る謎の僧侶「文覚」として登場しました。
怪しさ満点の演技っぷりにSNSなどのネット上では「怪しすぎる」や「迫力がすごい」などと市川猿之助さんの演技力の高さを絶賛するコメントで溢れていました。
まとめ
歌舞伎役者としてだけではなく、ドラマや映画、さらにはバラエティ番組などで活躍していた市川猿之助さん。
両親と共に自宅で倒れているところを発見されたというニュースには驚きましたね。
その後、市川猿之助さんは自殺幇助の疑いで逮捕されてしまいましたが、現在は釈放されています。
今後芸能活動を続けていくのか今はまだわかりませんが、その高い演技力と、豊かな表現力をもっと発揮して、我々視聴者を楽しませて貰いたいと私は感じます。
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