スカーレット・ヨハンソンは2005年に公開された「マッチ・ポイント」にて初の大人なシーンと悪女な役を熱演した。
このマッチポイントでは、既婚中の男の生活をめちゃくちゃにする、
スカーレットがこれまで演じたことのない、
常識外れな小悪魔を熱演した。
このマッチポイントからスカーレットの株はどんどん上がり、
後に大作にどんどん参加するようになっていく。
ロスト・イン・トランスレーションの後はアイドル的な匂いが残っていたが、
このマッチポイントにて、本物の女優であることを示したのだ。
マッチポイントでのスカーレットヨハンソンの絶妙なぬれば
現在では色気のあるシーンの多いスカーレットだが、
このマッチポイントに出演するまでは、
そこまで露出の多いシーンは多くなかった。
スカーレットが初めて本格的なぬればに挑戦した作品でもあり、
一番若く美しいスカーレットの姿が拝める。
映画の最後の衝撃的な展開に、
これまで幸せを多く演じてた彼女が、
初めて人の負を表現し、
その演技の深さに多くの評論家が舌を巻いた。
2005年に公開され、現在でも映画チャンネルにて放送されることの多い本作。
スカーレットの本格派への区切りとして、キャリアップに繋がった良作が、ここまで映画ファンの心に残っていることが、
彼女の女優としての評価を、さらにバランスの良いものにしている。