命の尊さを教えてくれる!産婦人科医を題材にしたドラマおすすめ3選

2023年1月、吉高由里子さん主演でスタートする火曜ドラマ『星降る夜に』。悲しい過去を抱える主人公の産婦人科医を吉高さんが、そして主人公と出会う10歳年下の謎の青年を北村匠海さんが演じます。

医療ドラマの中でもマイナーなジャンルである「産婦人科」を題材にしたこのドラマは、命の誕生と消滅を繰り返す中で見せる、登場人物の生き様やヒューマンドラマが注目ポイントです。

この記事では、期待の新ドラマ『星降る夜に』と過去に話題を呼んだ産婦人科テーマのドラマをまとめてみました。

2023年スタート!『星降る夜に』はどんなドラマ?

産婦人科医院で働く優秀な医師・鈴。とある医療裁判がきっかけで前職を追われることになり、ひっそりとのどかな海街で産婦人科医として生きていました。窮屈な社会の中で、心をすり減らしながら働く鈴でしたが、ひょんなことから10歳年下の男性・一星と出会います。明るく自由奔放で、自分とは真逆の魅力を持つ一星に惹かれていく鈴。2人は距離を縮めていくうち、お互いの過去に起きた出来事を知ることになります。

『星降る夜に』のキャスト

雪宮鈴(吉高由里子)

優秀な産婦人科医。医者として勤勉で真面目、同僚からも患者からも信頼の厚い人物。責任感が強く、誰かに頼ったり親密な関係になるのが苦手な一面も。

柊一星(北村匠海)

明るく陽気でおしゃべりな、遺品整理士の青年。生まれつき耳が不自由。

佐々木深夜(デーン・フジオカ)

鈴と同じ病院で働く、ヘタレでポンコツな新米医師。

佐藤春(千葉雄大)

一星の親友。手話が堪能で、一星とともに堂々と手話で下ネタや悪口を言うのが好き。

北斗千明(水野美紀)

一星が働く遺品整理会社の社長。一星が遺品整理士を目指すきっかけを作った人物。

『星降る夜に』の見どころ

鈴と一星が運命の出会いを果たすのは、鈴がソロキャンプに出掛けた先でのこと。お酒を片手に、一人輝く星空を見上げていた鈴の目の前に、突如現れた一星。星降る夜に、2人はどう出会い、そして運命の糸はどう紡がれていくのか?心を閉ざした鈴と、辛い過去を抱えながらも明るく生きる一星の、ピュアな大人のラブストーリーです。

また、胸キュン要素だけではなく、産婦人科という命を扱う舞台ならではの物語の重みやヒューマンドラマも描かれ、今の日本に必要なメッセージを含んだ作品となっています。感情を忘れた鈴が立ち直り、人間らしくなっていく様、そして天真爛漫で子どもっぽい一星が成長していく様、ヘタレでポンコツな深夜に隠された過去、すべてが物語を1つに紡いでいき、大きな見どころとなるでしょう。

どれも名作!産婦人科医が主役のおすすめドラマ3選

『星降る夜に』は、常に命の誕生と消滅を繰り返す医療現場「産婦人科」が舞台となっています。主人公の成長や変化が見どころの本作ですが、過去に放送されてきた産婦人科テーマの医療ドラマでは、また違った視点から、命という重みあるテーマを扱ったものも。人気作品を振り返ってみましょう。

産婦人科ドラマといえば!『コウノドリ』

産婦人科医を題材にしたドラマで最も有名なのは、綾野剛さん主演のコウノドリではないでしょうか。コウノドリ キャストも話題性を呼び、強面で悪役のイメージが強かった綾野さんが、穏やかで優しく、誰からも信頼される産婦人科医を演じました。

産婦人科で産声を上げる赤ちゃんとお母さんの幸せな瞬間を切り取るだけではなく、妊婦の死や赤ちゃんの障害など、知られているようで知られていない命の誕生の裏側にも踏み込んだ、センシティブな作品。妊娠中に風疹を患い、産まれてきた子どもに障害を残してしまった母の後悔を繊細に描いたエピソードは、まだまだ風疹ワクチン接種が広まらない日本の現状を物語りました。マンガアプリで、コウノドリの風疹エピソードが無料公開されるなど、社会的影響を及ぼしましたね。

主人公が懸命!『透明なゆりかご』

看護科に通う高校生の主人公が、地元の産婦人科医院でアルバイトをしながら、命が産まれることの光と影を目の当たりにし、成長していくドラマ。原作者・沖田×華さんの実体験に基づく物語です。

沖田さんは、妊娠や出産を描いた作品に「色々な困難があったけれど、産んだら皆幸せ」という結末が多いことに違和感を感じていたそう。命が産まれるめでたいだけの世界ではないのだと、中絶にDV、性虐待というタブーな事例にも焦点を当て、主人公の看護学生がその現実に立ち向かっていくリアルな姿を描いています。

産婦人科にまつわるエピソードだけでなく、産婦人科医院で働く主人公が軽度の発達障害者であることも話題性を呼びました。命の誕生に消滅、そして産まれた命をまるっと受け入れ愛していくことの大切さに難しさ、産婦人科を通して様々な人間模様が描かれています。

過酷な医療現場を描いた『ギネ 産婦人科医の女たち』

「産婦人科は病院の中でも明るくて幸せだ」そんなイメージが先行する中、医療現場のひっ迫や過酷な労働環境の中を生き抜く、産婦人科医の女性たちの姿を描いたドラマです。「命を救うこと」に強い執着を持ち、周りとのコミュニケーションを一切取らない風変わりな産婦人科医を、藤原紀香さんが熱演しています。

妊婦の死に医療裁判、がん告知、思わず目を背けてしまいそうなデリケートなテーマを、力強く、そしてメッセージ性豊かに描かれました。

まとめ

新火曜ドラマ『星降る夜に』は、暗いニュースが多い現代ならではの若者の生き方や人との距離感、生きづらさや感情の行き場のなさがリアルに映し出された、共感を呼ぶ作品になるでしょう。

吉高さんが魅せる心を閉ざしたアンニュイな表情に大人の魅力、そして北村さんが醸し出す自由奔放でどこかミステリアスな雰囲気は、まさに令和の大人ラブストーリー。現代の大人が自分と重ね合わせてしまうような、繊細で美しい世界観に触れてみませんか?

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