意外とレア!男性が主人公を演じた朝ドラまとめ

幅広い年代層から愛されるNHK朝の連続テレビ小説。男性が主人公を演じた朝ドラは意外と少ないんですよね。

今回は男性が主人公を演じた朝ドラについて紹介します。

凜凛と

最初に紹介するのは、1990年度上半期の「凜凛と」です。朝ドラの中では44作目で、NHK放送開始65周年記念作品となっています。富山県魚津市出身、大正時代に上京しテレビジョンを開発した青年と、周辺の人物の成長を描いた物語。主人公の畠山幸吉は、日本のテレビの父、高柳健次郎さんのライバルである川原田政太郎さんがモデルになっていますよ。平成初の朝ドラ 男性主人公である畠山幸吉を演じたのは、田中実さんでした。当時はまだ役者としての出演作品も少ない中での抜擢でしたよ。

君の名は

続いて紹介するのは、1991年の「君の名は」です。連続テレビ小説30周年記念作品として放送された46作目の作品で、1983年度の「おしん」以来の一年間放送となった作品でもありました。原作は1952年から1954年にNHKラジオで放送されたラジオドラマで、映画、舞台、更に朝ドラ以前にも3度ドラマ化されていた名作です。東京大空襲の夜に助け合った男女のその後を描いた物語で、正確には男女のW主演の作品なのですが、主演の一人、後宮春樹を演じたのが倉田てつをさんでした。

走らんか!

続いて紹介するのは、1995年度下半期の「走らんか!」です。朝ドラ53作目の作品で、長谷川法世の青春漫画「博多っ子純情」をモチーフに、放映当時の現代を舞台に同作者が新たに原案を書き下ろしました。主人公の汐がヒロインで同級生の美樹や真里をはじめとする周囲の人々と、進路や恋愛に悩みながらも共に成長する一年間を描いた作品です。主人公の汐を演じたのは三国一夫さん。オーディションで1000人の中から選ばれたのですが、なんと三国さんは本作がデビュー作でもあったんですって!

マッサン

続いて紹介するのは、2014年度下半期の「マッサン」です。朝ドラ91作目の作品、なんと1995年度の「走らんか!」から20年近く後の「マッサン」までの間、男性が朝ドラの主演を演じた作品は一つもなかったんですって!本作も男女のW主演という形なんですけどね。マッサンは大正時代、造り酒屋の跡取り息子の亀山がウイスキーづくりに情熱を燃やして単身スコットランドへ渡り、そこで出会ったスコットランド人女性と半ば駆け落ち状態で国際結婚する所から始まります。ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝さんとその妻、リタさんがモデルとなっており、男性主人公の亀山を演じたのは玉山鉄二さんでした。

エール

続いて紹介するのは、2020年度前期の「エール」です。朝ドラ102作目で、本当に久々の男性単独主人公の作品ですが、本作も作曲家、古関裕而さんとその妻の金子さんという夫婦をモデルにした作品となっていますよ。エール キャストは、主人公が窪田正孝さん、ヒロインが二階堂ふみさんで、他には山崎育三郎さん、森山直太朗さん、唐沢寿明さんなどが出演しました。東日本大震災から10年の節目の年の作品でもあり、「福島を応援したい」との思いを込めて企画されています。

らんまん

最後に紹介するのは、2023年度前期の「らんまん」です。朝ドラ108作目で、日本の植物学者、牧野富太郎さんをモデルとした作品です。男性が主演を演じる作品は、朝ドラの長い歴史の中でこれが12作目とされていますよ。単独主人公となると更に数が減りますから、本当にレアですよね。主人公、槙野万太郎を演じたのは神木隆之介さん。また、主人公の幼少期を演じたのは天才てれびくんシリーズの番組に出演したEテレ出身の子役、森優理斗さんですよ。

「らんまん」朝ドラでは珍しい男性主人公、NHKの狙いは? 「彼らの目を通して間接的に...」識者が3つの視点で考察: J-CAST ニュース【全文表示】

最後に

今回は男性が主人公を演じた朝ドラについて紹介しました。

長い歴史の中で、男性主人公の朝ドラはたった12作しかないのですね。次に男性主人公作品が来た時には誰が主演を務めるのか、注目です!

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