決済手段としての仮想通貨は普及する?今後あたり前になる決済方法は?

最近では当たり前になったスマホ決済(電子決済)。そして近年、よく耳にするようになった仮想通貨。法令上の整理として「暗号資産」と呼ばれ、だいぶ一般的になってきました。この暗号資産は今後、決済方法として普及するのでしょうか?当たり前になる決済方法と合わせて調べてみました。

仮想通貨(暗号資産)とは

仮想通貨は法令上の整理として「暗号資産」と呼ばれています。日本銀行の定義としては、インターネット上でやり取りできる財産的価値であり「資金決済に関する法律」において

、不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互交換できる。電子的に記録され移転できる。法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない。とされています。ブロックチェーン技術を使った、分散型金融サービスやNFTといったものも、この仮想通貨を理解しておかないと利用が難しいでしょう。

決済手段としての可能性

現在、一部の仮想通貨はすでに買い物などの際の決済手段として電子マネーによる電子決済と同じように使用することが可能です。まだまだ、使える場所は限られているもののビックカメラやコジマなどの家電量販店、飲食店や通販サイトでも利用できるところがあり、対応店舗は日々増えているようです。もちろん、メリット、デメリットがあるのでしっかり理解した上で使用する必要があります。

メリット

国に関係なく使用できる

法定通貨ではないので国にとらわれることがなく利用することができます。「仮想通貨法」が適用されます。

デメリット

レートが常に変動している

レートが常に変動しているため使う瞬間のレートが適用されるので注意が必要です。

決済処理に時間がかかる

今現在ではまだまだ処理が遅く、10分程度の時間が必要なようです。

仮想通貨を準備するのが大変

仮想通貨を利用するのに取引所を登録したり、仮想通貨を入れるための財布(ウォレット)の準備が必要になります。

普及の可能性

以上のように、現状はまだまだ課題が多く、電子マネーによる電子決済の方が強いイメージはあります。しかし、技術は確実に進歩しているのも事実です。今はデメリットの方が多いイメージですが、これがあと5年もすればどうなっているかわかりません。それくらい技術の進歩は早いので今後の動向に注目したいところです。

今後当たり前になる決済方法

今後はキャッシュレス決済が主流になっていくと思われます。最近はだいぶ当たり前になりつつなってきたキャッシュレス決済や電子決済ですが、日本はやはり遅れているのが現状のようです。

キャッシュレス決済が進まない理由

日本のキャッシュレス決済が進まない大きな理由は「現金を持つことに不安がない治安の良さ」が大きいといわれています。現金を持っていた方が安心する、現金への高い信頼もありコンビニなどATMで引き出しも簡単に可能といった、現金に執着した社会が大きく影響しているようです。

国の方針

日本政府としてもキャッシュレス推進を進めているようです。実店舗等におけるキャッシュレス支払い導入、消費者に対する利便性向上と試す機会機会の拡大、支払いサービス事業者のビジネスモデル変革を後押しする環境整備など具体的に国も積極的に動いています。また、コロナウイルスの影響で良くも悪くもキャッシュレスの利用率が伸びているという結果も出ています。

おすすめキャッシュレス決済

キャッシュレス決済は大きく「クレジットカード/デビットカード」「QRコード」「電子マネー」「モバイル決済」があり、1番のおすすめはクレジットカードとQR決済の合わせ使いといわれています。クレジットカードを作る手間はありますが、スーパーや家電量販店などで使います。QRコード決済は個人店舗で利用できるところが多く、アプリで簡単に始められます。両方持つことで使える店舗の範囲を増やしてポイントを貯めることができます。

まとめ

仮想通貨を使った決済はまだまだ発展途上といった感じですが、今後普及してくる可能性は十分あると思います。現状は電子マネーの方が処理が早くて利用が簡単なため時間はかかると思いますが今後に期待したいところです。仮想通貨決済も含めたキャッシュレス決済がこれからどんどん当たり前になる世の中になると思いますが、しっかり動向を観察しながら利用していきましょう。

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